【就労支援員やりがい】実際に支援をして感じた3つのやりがい

【就労支援員やりがい】実際に支援をして感じた3つのやりがい

いろんな人とコミュニケーションをとりたい人と関わることが好きという方は

就労支援員としてやりがいを感じるられるといわれますが、経験上、私も同感です。

とはいえ、

どんなところにやりがいを感じるの

実際に就労支援員の体験談が聞きたい

という方も多いと思います。

そこでこの記事では就労支援員のやりがいってどんなところから感じられるのか

障がい者の就労支援歴十数年の私から経験談も交えてお伝えします。

具体的には

  • 実際に支援してみて感じた3つのやりがいとは
  • 就労支援員の大変さ
  • 就労支援員に求められる事
  • どういう人が向いているのか
  • まとめ

の順番にご紹介していきます。

就労支援員のやりがいについて実体験をもとにお伝えしますので、今以上に就労支援員についてのイメージが付くようになると思いますので、是非ご一読ください。

支援してわかった3つのやりがい

私が就労支援事業所の就労支援員をして実際に支援をしていた際に

やりがいを特に強く感じたところがいくつもありました。

そのおかげもあり気がつけば障がい者の就労支援を十年以上続けていました。そのやりがいについて3つお話ししてきますね。

【支援者やりがい1】利用者の良い変化や成長を感じた時

どういうことかというと私と関わることで、良い変化が見えた時、成長した瞬間を目の当たりにすることができた時です。

具体的にはあげると

  • 笑顔が増えた
  • 周囲とコミュニケーションをとるようになった
  • 週の通所回数が3日から4日に増えた
  • アドバイスを素直に受け止め実行に移せた
  • 就職するという意識が強くなった

上げたらきりがないですが、

自分と関わり小さな変化が積み重なり大きく成長する様子も目の前で見るのはとても刺激になります。

そして自身の支援は間違っていないのだと自身にもつながります。

また頑張っている様子を見ているとうれしくもなります。

ただ調子に乗って色々求めすぎてしまわないように、頑張っている所は相手に伝えエールを送り、相手のペースに合わせてアドバイスをしていくようにしていました。

なによりも、成長して就職することができた時は、

当事者以上に私が飛び上がるように喜んだ経験があります。

どっちが戦っていたんだと言われてしまいそうでしたが、本人の人生にとても良い刺激を与えられたのではないかと思っています。

【支援者やりがい2】利用者に心の底から感謝された

就職が決まったり、本人の希望していた事が実現したり、就労支援員に期待していたこと以上の支援を受けることができたなど理由はさまざまですが、就労支援員が行った支援に対して本人や、保護者の方から今までの人生にないくらいの感謝をしてもらえました。

感謝されるために支援しているわけではありませんが、一生懸命行った支援を認められた瞬間のようにも感じやはりうれしいし、大変なこともあったけど支援してよかった、自身につながります。

かっこつけると支援員として当たり前のことをしただけなのですが・・・それよりも就職してからがスタートなので頑張って働き続けてくださいね。とお伝えした記憶があります。

自身の今までの経験や技術が活かせたと感じれた時

一番最初の、利用者の成長を感じた時につながる話ではあるのですが

自分自身の転職した時や就活で行ってきた準備、前職でどのように仕事を覚えていったのか学生時代の集団の中でのふるまい方また、プライベートでは合コンなどでのコミュニケーションの取り方(人間関係の築き方)など経験を元にアドバイスをしてきました。

利用者さんはまじめに聞き、自分なりにアドバイスしたことを実践し社会人に必要な技術を身に着けていきました。

自分が今までの何気なく頑張ってきたことや取り組んできたことが肯定されたようでうれしいこんなところで自分自身の経験が役に立つんだ。自分の人生に無駄はなかったんだなということに気が付かされた時、自分にしか経験できていないような事を、就労に必要な知識として伝えていこうと思いました。

自分のやったことがすぐに、評価され(利用者さんの調子が上がる、良い変化が現れるなど)返ってくる環境です。支援に正解はありません。利用者さんと悩みながらいろんなことを実践して一緒に成長していけるのでとてもやりがいがある就労支援員だと感じています。

就労支援員はやりがいもあれば大変さもあり

当たり前ですが支援するにあたり大変なこともあります。大変な事だけに乗り越えた時は大きなやりがいにつながったりもするものです。ここでも私の経験の話を交えて

大変と感じたことを以下の通りお伝えします。

  • 就職活動の段階に乗せるまで
  • 【就活中】就職活動で不採用が続き自信を失ったとき

具体的な内容を見ていきましょう

就職活動の段階に乗せるまで

就労移行支援事業所に通うことになったらすぐに就職活動(応募書類作成、面接練習など)をするわけではありません。

まずは体調が安定して勤務できるように体力つくり、社会人として身に着けておくべきビジネスマナー、

また自身の障がいについて理解を深めるなど社会人の土台つくりをしていきます。

その中で特に、自身の障がいが働くうえでどのように影響を及ぼしてしまうのか

そのために周囲にどのような配慮をしてほしいのか、どのようにしたら影響が出ないようにして仕事ができるのか。自分で理解し実行できる。またそのことを周囲の人にわかりやすく伝えられなくてはいけません。

この部分は利用者が時間をかけてしっかりと理解を深めていく必要があります

あまり時間をかけすぎると、就職活動時期が遅くなりますし、理解が浅いと働き始めてから色々支障をきたしてしまいます。

【就活中】就職活動で不採用が続き自信を失ったとき

よくあることではあるのですが、本人がとても気に入った求人案件であって、是が非でも行きたいところと気合を十分入れて採用面接や、書類選考に臨んだ時こそ陥りやすいです。また面接時に自分なりに手ごたえを感じた時も同様です。

投げやりになってしまったり、気持ちが落ち込んで休みがちになったり、また面接に対して自信がなくなり、表情に露骨に表れてしまったり、時には私に感情的になってあたってくる人もいました。

こういう時にこそ、良かった点悪かった点の振り返りや自身の体験談など話をして気持ちを前向きに切り替えられるようにケアをしていきました。

とはいえ、採用が決まるまでは、就職活動は止められないので気持ちを切り替えてドンドン挑戦していかなくてはいけません。本音としては落ち込んでいる暇はないのですが

気持ちが落ち込むのはわかりますので、適当なケアが必要です。

就労支援員に向いている人どういう人が向いているのか

支援向きだなあと感じる人柄

・人と関わるのが好き

・相手に関心をもって関われる

・相手の立場になって物事を考えられる

・気持ちの切り替えがスムーズにできる

支援って人対人なので、直接の支援なのでやはり関心をもって関わり、相手の言葉や表情以外の部分から色々な事をくみ取っていかなくてはいけません。

 相手の気持ちがわかる

  おもいやりがある 痛みがわかる

相手の立場に立って物事を考える。自分が相手だったらどのような行動や考えを持つか

本人が感じ取れていない部分を明確化させるためにも持っておきたい考え方

気持ちの切り替えができる

  スムーズにできるとよい

 時には心無いことを言われて自分自身ネガティブな理想になることもあります。ただ気にしていては心が持たないってこともあります。なぜそんなこと言うのかと深く考えると答えがないですし本人に問いただしても明確なものがありません。その時に沸いた感情をしっかりと吐き出してくれた終わりと切り替えも必要です。またいろんな悩みや相談も就労に関係がないことは踏み込んで一緒に考えないようにするなどある程度割り切りは意識していかないといけません。踏み込みすぎると自分がいないとこの人はダメになってしまうなど本来の支援から遠ざかってしまいかねません。

 心境が顔に出ない人

  何言ってんのって思うこともある 言ってることとやっていることがちがうなど

【まとめ】相手に関心をもって関われるならばやりがいも大きい

自身が仕事をしたときにどこにやりがいを感じられるかによりますが

人間が好きで、人とコミュニケーションをとるのが好きならば

やりがいを大いに感じ、たとえ大変な支援があったとしても乗り切っていけると思います。

利用者さんの成長やちょっとした変化、アドバイスを元に努力している姿にも気が付くことができ、それを相手に伝え、素直に喜びあえるでしょうしやりがいも感じでしょう。

そんなあなたには是非とも就労支援員を目指して頑張ってほしいと思います。

支援機関や企業との関係つくりと維持

リアクションしないとき

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